GalaxyNote10+がUMPCになる夢のガジェット「EVOTYPE」キーボードケースをレビュー!NFC接続のキーボード、キックスタンド、ジェスチャーコントロールなど先鋭的な機能満載のスマホケース。タイピング感度も良好でこれでGalaxyNote10+がUMPCになる!?
目次
EVOTYPEキーボードケースでGalaxyNote10+がUMPCになる?
GalaxyNote10+がUMPCになる!そんな夢のようなキーボード付きのスマホケース「EVOTYPE」。
蓋を閉じるとこんな感じの手帳型ケース。
開くとNFC接続のキーボードが現われてまるでパソコンのように使えます!
タイピングしやすいようにケースの背面にキックスタンド付き。
さらにタッチジェスチャーなど先鋭的な謎の機能も付いています。
このEVOTYPEを使えばGalaxyNote10+がUMPCになるかもしれない!そんな思いで購入を決意。
EVOTYPEを英国から購入するまでの苦労
EVOTYPEの販売元はイギリスのTech21というブランド。tech21公式通販サイトやアメリカのAmazonから購入できます。(日本Amazonは品切れ中が続いていて入荷予定はなさそう…。)
私が英国のtech21公式サイトからEVOTYPEを購入したのは2020年3月のこと。値段は7000円なのでスマホケースとしてはかなり高額な部類。
クレジットカードでの決済もうまくいき、送料無料サービスのDHLで数日で日本に送られてくるはずでした。
しかし、しばらくして届いたのが上記のキャンセルメール。コロナの影響で物流が一時的に止まったのです。そうこうしている間に日本でもコロナ被害が拡大し、EVOTYPEどころではなくなっていました。
EVOTYPEレビューまとめ
コロナがひと段落して物流が回復してきた5月下旬。再度EVOTYPEを注文すると今度は数日で日本に到着しました。
コロナのせいで随分手間取ってしまいましたが、数ヶ月ぶりにようやくEVOTYPEのレビューです!
開封・付属品の確認:説明書がないけど大丈夫かな?
EVOTYPEの箱はさすが英国製だけあってちゃんとした造り、みたいな気がします。配送もDHLだったので箱が潰れたり汚れたりもしていません。
箱の中身はシンプルに本体が入っているだけ。
説明書は同梱しておらず、箱の裏面に簡単な使い方が書いてあるだけ。
「詳細はHPやアプリをみてくれ」だって。少し不安です。
ケース部分:固めのプラスチック?まあ普通です。
EVOTYPE本体の材質や外観を見てみましょう。
色はややマットな黒。まあ普通です。
ケース部分の材質は、パッケージには「サステナブルな30% PLANT-BASED マテリアル」で「3Mから落下させても大丈夫」で「とってもSLIM」みたいに書かれていますが、触った感じや感触は少し固めのただのプラスチックです。特別な感じはありませんね。
GlaxyNote10₊に装着:ややきつめだけど許容範囲
GlaxyNote10₊に装着してみるとややきつめですがピッタリはまりました。装着できて当たり前ですが海外製品は油断できないのでひと安心。
留め具部分は緩めのマグネット。少し安っぽい造りですがちゃんと留まっています。
弱い磁力なのでSペンへの変な干渉もありません。画面の端までちゃんとお絵描きできます。
背表紙部分も柔らかい素材で、中に配線が通っているのか少し凹凸があります。
カメラ、Sペン、端子部分はちゃんとジャストサイズで穴が開いており問題ありません。
ボタンもケースをしたまま押しても正常に動作します。
キーボードカバーの第一印象:ペラペラで強度低そうだけどデザインは良い!
では、ウリであるキーボードカバーを見てみましょう。
キーボードが付いているカバー面は、ぐにゃりと曲がる柔らかい素材。強度はあまり高く無さそう。
キーボード側は色はグレーで起毛だった材質なので汚れが付着しそうで心配です。あ、でもディスプレイ面を保護する役割なのでしょう。
それにしても薄いカバーによくキーボードがおさまっていますね。グレーに青い印字もなかなか素敵なデザインだと思いました!さすがロンドン発のブランド!
折り畳み式のキックスタンド
キーボードを使う前に、折り畳み式のキックスタンドを立ち上げます。
プラスチックパーツなので若干強度は心配ですが。
角度は変えられませんが立派にスタンドとして機能しました!
動画を観たりする時はキーボードカバーをぐにゃりと曲げてYOGAスタイルにすれば邪魔になりません。
キーボードを起動してアプリ設定
では、お待ちかねのキーボードを起動してみます。
ボタンを押して電源を入れると、自動ガイドで専用アプリのインストールを促されます。
アプリをインストールしてからキーボードの電源を入れ直すと、ハードウェアキーボードの選択肢に「EVOTYPE」が出たので選択。
これで準備は完了です。
タイピングは思ったより悪くない!ちまちま執筆はできるレベル!
では、さっそくタイピングをしてみます!
率直な感想は「思ったより使える!」です。
ボタンの幅が極小なので、指の腹で押すのではなく、指先でツンツンつつく感じにはなりますが、ちゃんと両手でタイピングできます!
しばらく使ってみると、むしろ、そのつつく感じが癖になる。ボタンの感度が良くて軽めのタッチでも余裕で反応してくれるので、軽く「ツツツン」と指先を滑らせるだけでタイピングができるのです。
さすがに長文は無理ですよ。こんな小さなキーボードでは。でも、出先でササっとコーディングしたり、ラフなメモをとったり、ブログなど軽めの執筆なら全然いけそうです!
思ったより高性能でびっくりです。
EVOTYPEでGalaxyNote10₊がスタイラスペン付きのUMPCになる!
1番やりたかったのはコレ!
Sペンをサッと取り出せば、GalaxyNote10+がスタイラスペン付きのUMPCに変身!もちろんBluetoothマウスも接続可能です。
キーボードで文章を打ちながら、Sペンでサッと図やイラストを追加したりもできます!
この時点では私は本当に「EVOTYPEでGalaxyNote10₊がスタイラスペン付きのUMPCになった!」と思い込んでいました。
EVOTYPEの欠陥の数々
えーと、EVOTYPEを使って3分で色々な不具合が見つかりました。ちょっと気になるレベルの小さな欠点から、致命的で使えないレベルの大欠陥までいっぱい。
しょっちゅう接続が途切れる
まずは小さな欠点から。
キーボードの電源をオンにしてもEVOTYPE専用キーボードに自動で繋がらないことがしばしばあります。なんか不安定。
うまく接続できても一度設定したはずのキーボードの選択を再度求められることも。
主動でキーボードを選ぶだけの少しの手間ですが、地味に面倒でイヤ。毎回確実に接続して欲しいです。
説明書がないので特殊キーの機能がわからない
EVOTYPEのキーボードには見慣れない特殊キーがいくつかあります。しかし、説明書が何もないので何の機能だかわかりません。
ホームボタン、戻るボタン、アプリ設定、メール起動、などは触ってみて何となく判明したのですが。
左下のジェスチャー機能ボタン(?)と、2つ隣のペンタッチボタン(?)の使い方全くわかりませんでした。
特徴の1つ「ジェスチャー機能」が機能しない
販売サイトやパッケージに大きく書かれている「ジェスチャー機能」の使い方が意味不明。
サイトやパッケージには「画面に触れずにショートカットできる機能」とか「アプリに使い方がある」とありますが、アプリでジェスチャー機能の説明は一切なし。
キーボードにあるジェスチャー機能っぽい特殊キーを押したり色々試してみましたが、全く機能しませんでした。
キーボードはEVOTYPE専用の物しか使えない
さらに致命的な欠陥になっていきます。
EVTOYPEカバーで使えるキーボードアプリは「EvoType keyboard」という専用の物だけ。
Gboardや端末純正のSAMSUNGキーボードは使えません。他のキーボードもいくつも試しましたが使えませんでした。
せっかくのタイピングで馴染みのキーボードが使えないはツライ。
日本語入力できない!英語かスペイン語のみ対応!
そして、最大で致命的な欠陥がコレ。
EVOTYPEで唯一使える専用キーボード「EvoType keyboard」は日本語に対応しておらず、英語・フランス語・スペイン語しか使えません!
そうです、EVOTYPEでは日本語が一個も打てないのです!アプリの設定や端末のキーボード設定を何度も見直しましたがダメ。
一瞬でゴミ箱行きの大惨事です。アプリのアップデートも期待できそうもありません。日本語ユーザーなんてほぼいないでしょうから。英国産が仇になってしまいました。
日本語入力できないEVOTYPEキーボードの使い道
さて、日本語入力ができないEVOTYPEの使い道はどうしましょうか。7000円なのですぐにゴミ箱行きにするには惜しい。それにタイピング性能はかなり気に入っているので何とか活用したい。
英語入力だけで出来そうな作業は、プログラムのコーディングとか。
あとは思い切って英語で日記でもつけようかな。
総評:タイピング性能はヨシ!でも日本語未対応では使えない!
英国のガジェットブランドtech21のEVOTYPEキーボードケース。デザインも良く、ミニサイズの割にはタイピング性能は悪くなくて使えるレベル。これでGalaxyNote10+がUMPCになる、とはしゃいでおりましたが、日本語入力ができないのは致命的でした。しばらくは英語入力だけの使い道を模索しますが、そのうちゴミになりそう。残念です。
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