2万円台で買える最強コスパのペンタブAndroid端末「Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Pen」を購入レビュー!片手持ちしてごろ寝利用できる絶妙8インチサイズ。標準で筆圧感知のSペン付きなのもお得感あり。お絵描きするならiPad miniよりも断然おすすめです。
目次
- 1 値幅が大きい!日本Amazonで「Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Pen」を購入
- 2 開封の儀・付属品
- 3 外観デザイン:真っ黒で背面ラバーは経年劣化が心配
- 4 内蔵Sペン:4,096段階筆圧で電池も充電も必要なし
- 5 サイズ:片手持ちにちょうどいい8インチ
- 6 端末設定:システムの日本語対応はマニュアルで簡単
- 7 微妙サイズの8インチタブレットの私の使い道・活用法
- 8 Bluetoothキーボード追加でUMPCに!2画面表示で本格的な仕事もできる
- 9 使い方のコツ:用途と場面を限定して使う
- 10 ここがちょっと気になる残念な点
- 11 まとめ:格安でもごろ寝お絵描きタブレットとして最強
値幅が大きい!日本Amazonで「Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Pen」を購入
日本未発売の8インチのSペン付きお絵描きAndroidタブレット「Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Pen」。海外のSamsungショップで見かけて気になっていましたが、最近安くなったのでついに購入しました!
Samsung Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penの詳細スペックはこちら。
■Samsung Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penの詳細スペック
- 重さ 331g
- サイズ 高さ201.5 * 幅122.4 * 厚み8.9mm
- 画面サイズ 8インチ
- 解像度 1920 * 1080
- 本体サイズ 12.2 * 8.9cm
- CPUタイプ Exynos 5000 Series
- CPU速度 1.80 GHz
- RAM容量 3 GB
- HDD容量 32 GB
- メインカメラ解像度 8MP
- インカメラ解像度 5MP
- MicroSDカード 最大512GBまで
- バッテリー容量 4,200mAh
買ったのは日本のAmazonの並行輸入品。怪しい海外通販サイトなどではなく、いつものAmazonで海外製品を購入できるのは嬉しいのですが。
並行輸入品は値段が激しく変動するため買うタイミングが難しい!2020年3月から2020年7月の間で最安値は26500円、最高値は35000円と、1万円近くも値段が上下していました!
私が購入したのは2020年7月6日で値段は当時かなりの安値だと思った27900円!
Galaxy Tab A 8.0" (2019) with S Pen SM-P200が日本Amazonで格安の27,900円に値下がり!
韓国の並行輸入品なので為替の影響でしょうか。ここ数日でグングン値が下がっていました。
たぶん過去最安値なので1個ポチりました!7月8日には届くとか。https://t.co/zwynSmm4NT#GalaxyTabA pic.twitter.com/AG8HtKx31h
— FUMPC (@FoldableU) July 6, 2020
この後さらに値下がりしたので最安値はつかみ損ねましたが…。でも、まあまあ安い値段で買えたので満足しています。
開封の儀・付属品
並行輸入品ですが日本にストックがあったようで2日ほどで品物が到着。
いつものAmazonの箱で来ましたが、中身の梱包は簡素で海外輸入品風。
本体の箱と一緒におまけのプラグの変換アダプターと、本体のシステム言語を日本語に変更するペライチの手順書が付属。Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penは日本未発売品なので自力で調べると骨が折れそう。これは親切ですね。
箱の中身はこんな感じ。
付属品は韓国語のマニュアル、SIMピン、Sペンの替え芯、充電用の電源プラグとUSB-Cケーブル。
電源プラグは海外仕様になっているので、先ほどの変換アダプターをはめれば日本でも使えます。
マニュアルは韓国語のみで、日本語や英語での説明は無し。まあ難しい設定は必要ないので大丈夫か。
外観デザイン:真っ黒で背面ラバーは経年劣化が心配
外観のデザインは全身真っ黒で可もなく不可もなく。
端子類は左側面にMicroSDカードスロット、上部にイヤホンジャック、右側面に電源ボタンと音量調整ボタン、下部にスピーカーと充電用のUSB-CとSペン収納口があります。
カメラはインカメラ、アウトカメラ両方あります。アウトカメラは少し出っ張っているだけでほぼフラット。この端末で写真を撮るつもりはないのであまり気にせず。
外観で気になったのが裏面の素材。艶消しブラックのラバー塗装がされており、好き嫌いが分かれるところ。iPadなどと比べると安っぽく見えるかもしれません。
マットなゴムの質感なので、カバー無しで素のまま持っても滑らなくて良いのですが。耐久性は高くなさそうなので経年で剥げないか心配です。それと指紋汚れや傷もつきやすそう。
内蔵Sペン:4,096段階筆圧で電池も充電も必要なし
最大の特徴が本体内蔵式のスタイラスペン「Sペン」。
4,096段階筆圧でメモ書きやお絵描きもでき、面倒な電池や充電も必要ない、2万円台とは思えないぐらい高性能なペン機能です。
Galaxy Tab A 8.0″のSペンは黒。ペンの横にあるボタンやサイズ・長さは、青いカラーのGalaxy Note10+とほぼ同じ。
試しに青いペンを格納してみたら、スッと奥まで入りましたが頭の蓋部分が少しハミ出ました。微妙に違いがあるみたい。
サイズ:片手持ちにちょうどいい8インチ
Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penの本体サイズは8インチで片手持ちにちょうどいい大きさです。厚みもスマホ並みなので手にフィットします。
重さは331gなので一般的なスマホよりは少し重たいですが、片手持ちでも苦ではありません。
サイズ比較用に手持ちのいくつかの端末と並べてみました。左からGalaxynote10+、onemix2s、Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Pen、MAG1、iPad Air2となります。
Galaxy Tab A 8.0″は、スマホよりも大きく、UMPCやiPadよりは小さい、絶妙なサイズになっています。
スマホ、Galaxy Tab A 8.0″、iPadだけを並べると下記の通り。
この3台で厚みは微妙に違いますが、手に持った感じは大差ありません。ほぼ一緒。
なので、Galaxy Tab A 8.0″のサイズ感はいつものスマホの画面がちょっとだけ広がったイメージ。後述しますが、このスマホを少し広げたサイズ感が、Sペンを使ったクリエイティブ作業やコンテンツの閲覧にベストマッチなんです。
端末設定:システムの日本語対応はマニュアルで簡単
次は電源を入れて機能の確認。本体の初期設定は韓国語になっているので、まずは手順書を見てシステム言語を日本語に設定します。
簡単に日本語に変更できて良かった。日本未発売品なので基本的には誰も助けてくれませんからね。
この後は、別のGalaxy端末からアカウントを引き継いでコピーしました。
画面の手順に従って端末同士をワイヤレスでつなぐだけなので超簡単。ホーム画面に配置してあるアプリのレイアウトもそのまま復元されるのでとても便利。
以上で準備は完了です。
微妙サイズの8インチタブレットの私の使い道・活用法
さて、スマホ以上iPad未満の8インチタブレットをどう使うか。
本格的に何か作業をやりたい人は、大型でハイスペックなタブレットの方が得意だし。携帯性ではスマホに敵わないし。
微妙なサイズの8インチタブレットですが、1ヶ月近く使ってみて、私は以下の使い道・活用法に落ち着きました。
ごろ寝コンテンツ消費が最高
1番多い使い方がコレ。ソファーやベッドでごろんと横になって本・漫画・雑誌・動画などのコンテンツを見ること。
8インチは本や漫画の閲覧にぴったりなサイズ。片手持ちでごろ寝しながら漫画を読むのが最高です。
雑誌を見る時はやや小ささを感じますが案外いけます。横にすると見開き表示もできて便利。スマホで拡大しながら見るよりも全然見やすいです。
寝そべりながらの動画視聴も、8インチ331gなら長時間片手持ちしても疲れません。
歯磨き・料理・トレーニング中のながら見
最近のお気に入りの使い方は、歯磨き・料理・筋トレ中の動画ながら見。
今まではスマホで動画を観ていましたが画面が小さくて不満でした。iPadは大き過ぎて邪魔になるし。とくに歯磨きや料理をする時は、乱雑な棚の隙間でも置きやすい8インチぐらいがちょうどいい。
コンテンツを消費するならスマホ以上iPad未満の8インチタブレットがベストです!
かさばらないので外出・旅行のお供に
重たい大型タブレットは外に持ち出すのは不向き。8インチタブレットこそ外出のお供に最適です。
旅行バッグにはもちろん、普段使いの小型のボディーバッグやサコッシュ、にも余裕で収まります。
なんならズボンのポケットにだって入るので、ちょっとした外出のお供に最適です。
電車の中でサッと取り出せして本を読んだり。
近所のカフェで書き物をしたり。
旅行先でも軽いしかさばらないので大活躍。
パソコンと並べても邪魔にならないのでサブディスプレイ代わりに利用できます。これで旅行中もガッツリ仕事できます。
Sペンでクリエイティブ作業が捗る
Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S PenといえばSペンです!
内蔵式なので忘れる心配なし。電池・充電不要でいつでもどこでもクリエイティブ作業ができます。
旅先で気に入った風景を描くのもいいですよね。
4,096段階筆圧のSペンなら(上手い下手はひとまず置いておいて)こんな淡いタッチのイラストがスラっと描けてしまいます。
出先でアイデアをメモしたり、グラフィックやデザインの細かい校正もSペンがあれば便利。
スマホサイズのGalaxy Note10₊でも同様の作業をしていましたが、やはり8インチ画面の方がより捗りました。
両手持ちタイピングが意外と捗る
8インチタブレットでタイピング作業はどうでしょうか?外付けキーボードを付けずに、指タッチだけで執筆作業とかいけるのか?
キーボードの種類や持ち方などを工夫してみたら、縦向きで両手持ちでタイピングするスタイルが8インチタブレットにはぴったり!
慣れてくるとスマホよりも断然高速で文字入力ができました。これならGalaxy Tab A 8.0″だけでノマド作業できそうですね。
試しにカフェでブラウザー版のwordpressでブログを書いてみたら、意外とサクサク進みました。ノートPCより手軽でいいかも。
Bluetoothキーボード追加でUMPCに!2画面表示で本格的な仕事もできる
もっとガッツリ仕事したい場合は、Bluetoothキーボードを追加すればUMPCみたいに使えます。
8インチなら画面分割で2つのアプリを同時表示しても余裕です。2画面でメモを見ながらブログを執筆したり、Sペンでスラスラッと校正もできます。
本格的な仕事マシンとしても優秀ですね。
ノートPC禁止の場所でも8インチタブレットならOKかも
カフェや図書館ではノートPCの使用を禁止していることがありますよね。
ただし、抜け道としてスマホやタブレットの使用は黙認している場合があります。
8インチタブレットなら音を立てずに指タイピングできるので、ノートPC禁止の場所で活躍できるかも。
UMPCのサブディスプレイとして大活躍
ほぼ同サイズのUMPCとの相性も抜群。
「spacedesk」という無料アプリを使えばサブディスプレイ化できます。動きはややもっさりしますが、コードレスで接続できるので便利です。
UMPCの脇に平置きして、参考サイトなどを表示させるのもアリです。
スマホよりも画面が大きいので情報量が随分違います。
1番便利だと思ったのがパソコンで何か技術習得をする時。
脇に置いたタブレットのKindleアプリで教則本を見ながら、パソコンでチュートリアル作業を進められます。
片手でひょいっとつまんで解説文を熟読したり。ここでも8インチサイズがちょうどいい!Sペンで注釈や解説を書き込めるので学習効率も高まります。
使い方のコツ:用途と場面を限定して使う
実はGalaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penを購入して1週間ほどは、あまり使う機会がありませんでした。
スマホやパソコンと用途がダブってしまい、コレだという使い道が見つからなかったのです。
そこで以下の点に注意してみると格段に使いやすくなりました。
アプリを限定して使う
はじめはスマホと同じアプリを一通りインストールしていましたが、8インチでやる作業がだいぶ絞られてきたので、使わないアプリは全部削除しました。
私のGalaxy Tab A 8.0″に残っているアプリは、動画、電子書籍、お絵描き、ブラウザーぐらいです。
メールやカレンダーなど仕事関連やSNSは、今まで通りスマホで管理しているので削除しました。
8インチタブレットで行うのはコンテンツ消費・お絵描き・たまにブログ執筆ぐらい。用途を限定すると格段に使いやすくなりました。
場所を限定して使う
スマホみたいに肌身離さず持ち歩くには、大きくて重たい8インチタブレット。
寝室、ソファー、旅行先、歯磨き、料理、トレーニングなど場所・場面を限定して専用端末として使うのがおすすめ。
私の場合は、寝る前にベッドで小一時間ほど好きな本を読む習慣があるので、Galaxy Tab A 8.0″をベッドの脇にいつも置いています。そのまま他の場所では使わない日もあるぐらい定位置になっています。
ここがちょっと気になる残念な点
2万円台にしてはかなり使えるペン付きタブレットですが、いくつか不満もありました。どれも致命的ではありませんが気になる点です。
ハイスペック機ではないので動作はややもっさり
CPUの処理速度はややもっさりとしています。値段相応です。
ネットや動画の閲覧はもちろん普通に行なえますが、最新機種みたいにキビキビ超高速というわけにはいきません。
私は普段は割とハイスペックなGalaxy Note10+を使っているので、その速度と比べると、何をするにも動作速度が少し遅く感じました。
あ、でも普通には全然快適に使えますからご安心を。超高速ではないだけです。
最新Sペンで評判の翻訳機能が使えない
値段が何倍も違うので比べてはいけないのですが。最近のGalaxy Noteシリーズで個人的に大大大絶賛の、Sペンの翻訳機能がGalaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penでは使えません。
8インチ画面で英語学習をしたかったので残念です。これが個人的には1番がっかりした点です。
専用ケース・アクセサリーの種類が圧倒的に少ない
もうこれは仕方がないのですが、日本未発売でマイナー機のGalaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penは、専用アクセサリーの種類が圧倒的に少ないです。
専用ケースなんて日本Amazonで調べると1種類しか見当たりません。選択肢なさ過ぎ。
かたや、ほぼ同サイズでライバル機種のiPad miniなどはアクセサリーの種類が豊富です。この点はメジャー機が羨ましいです。
ケースを付けると重たい
本体の重さは331gなので片手持ちの許容範囲ですが、上記のぶ厚くて重たいケースを装着すると450gで重たさを感じます。
ケースありで長時間片手持ちはキツイです。ケースなしだといけるのに。この微妙な重さが惜しい。
もっと薄くて軽くてスマートなカバーがあればいいのですが。海外通販サイトを見てもあまりいい物が見つからないので諦めました。
まとめ:格安でもごろ寝お絵描きタブレットとして最強
良い点も悪い点もありますが、Galaxy Tab A 8.0″ (2019) with S Penは、2万円台で買えるタブレットとしては最強だと思います。絶妙の8インチサイズは片手持ちできる最大でギリギリの大きさ。ごろ寝コンテンツ消費や、出先でイラストを描くのに最適な1台です。個人的にはiPad miniよりも断然好き!
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