タッチパッド付でスリムベゼルで最高に使えるUMPC「MAG1」に、ぴったりなレザーカバーをDIYしました!500円のヌメ革を切って貼るだけで超簡単。スタンド機能付きでタイピング速度も上がりました!ガンガン外で使ってヌメ革のエイジングも楽しめます!
目次
MAG1が普段使いPCの1軍になったので専用レザーで包んであげよう
タッチパッドがあるだけでUMPCがこんなに使いやすくなるなんて!MAG1がノマドワークの必須アイテムになりました!

690gの軽量さとボディバッグにストンと収まるサイズが最高で、外出する時は常にMAG1と一緒という毎日を送っています。
MAG1をここまで使い倒して愛着が沸いてくると、これはもう専用のレザーカバーをDIYしたくなります。
ということで、今までの愛用UMPCと同様に、MAG1用のレザーカバーを作りたいと思います!
■過去にDIYしたUMPC用レザーカバー達
通算で3個目になるUMPC用のレザーカバーDIYです。
用意した材料・工具
今回のMAG1専用レザーカバーの材料は下記の通り。大体いつもと同じメンツです。
■用意した材料・工具
- ホームセンターで買った革の切れ端(500円分ぐらい)
- 定規
- カッター
- カッター用下敷き
- 目打ち棒
- はさみ
- コバ磨き棒
- トコノール
- 接着剤
- MAG1本体

メインで使う工具は革をカットするためのカッター、はさみ、定規など。それと革を磨く薬剤と磨き棒。
革は近所のホームセンターで牛ヌメ革の切れ端を購入。


幅が40cmぐらいで長さが1mぐらいの大きさで2000円ぐらい。今回使用する分は大体500円分ぐらいでしょうか。安い!
それと大事なアイテムが接着剤。レザーをPC本体に接着できる強力タイプ。縫うよりも貼る事が多いズボラDIYでは何かと重宝しています。
いつもの様に素人の適当なDIYなので、難しい作業は一切なし。革を切って、接着剤でPC本体に貼り付けるだけの簡単工程でいきます。
(1) 作業工程と完成イメージの確認
まずは簡単なスケッチで作業工程と完成イメージを確認します。

前々回自作したGPD Pocket用のレザーカバーと同じで、1枚の革でPC本体を折り込むブックカバースタイルです。
このブックカバースタイルの良いところは、パーツが1枚だけなのでカットするのが楽なこと。
それと、蓋を開いた時に、型が付いた革の折り目がちょうどいい高さのスタンドになること!詳細は後述します。
(2) 革に線をつけてカット
では、作業にかかりましょう。まずは革をカットします。
四角いパーツが1枚だけなので、いつもの通り型紙なんか作らずに、革に直に線を付けてカットします。



革の上にMAG1本体を置いて、目打ち棒で大体の線を付けて、それに沿ってカッターで切断していきます。
多少曲がったり汚い切り口になっても問題ありません。後で磨いたり調整できるので。
で、四角くカットした革がこちら。

試しにMAG1を包み込んでみると、


幅も長さもちょうど良さそうですね。
これでカットは終了。
(3) カットした革の角を丸くして断面・コバを磨く
続いてカットした革を綺麗にする細かい工程です。


MAG1の本体の四隅のRに合わせて、革の四隅も丸くカット。はさみで丁寧に。

綺麗にできました。
次に、革の床面と切った断面のコバを磨きます。

革の裏面は何もしないとこのようにケバケバしているので、トコノールというクリームを塗って、木の棒で磨きます。




革の端の方まで万遍なくトコノールを塗ってゴシゴシ磨きます。
切断した断面部分(コバ)も同じようにクリームを塗って磨きます。


断面のガタガタや角が取れてツルっと光沢が出るぐらい綺麗になりました。
以上で革の下処理が完了です。
(4) 革をMAG1本体に接着剤でくっつける!
ではでは、今回のDIYのメインイベントの接着工程です!
こちらの「ボンドG17」という強力接着剤で革をMAG1に直貼りしちゃいます。
貼る前に、恒例の「接着剤を塗っちゃまずい箇所の確認」を行います。

赤線で囲った開閉ヒンジ、排気口、ネジ部分は絶対に接着剤が付かないように気を付けます!
また、右下に貼ってある製造番号などが書かれたシールは後々必要になる場合があるので写真を撮って保管しておきます。
では、慎重に接着剤を塗布。もう後戻りはできません!
※真似される方は自己責任でどうぞ。


表面も裏面もべったり接着剤を塗って、革をベタッと貼り付けました。

接着剤が完全に乾く前に以下を確認。
はみ出た接着剤を綿棒で丁寧に拭き取り、


ヒンジ部分に接着剤が付いてないか、ちゃんと開閉するか動作確認。

とりあえずパカパカ動くので大丈夫そうです。
以上で工作は終了。ここまでの所要時間は30分未満!
(5) 重石の広辞苑を置いて一晩乾かす
最後に、接着剤を乾かすために一晩放置します。

こんな時にしか使わなくなった広辞苑を重石にして寝かせます。
30分で500円でDIYしたMAG1専用レザーカバーの完成画像
さて、一晩寝かせて接着剤が乾いたら完成。仕上がりはこちらです。










成功です!イメージ通りに仕上がりました!ヌメ革の質感もいいし、もとの薄さはそのままで、ちゃんと端子部分は空いているので使いやすそう!
自作レザーカバーのメリット
さて、自作したMAG1用レザーカバーを実際に使ってみて、こんなメリットがありました。
まず、カバーをしたまま充電ができる!


micro SDカードやUSBメモリー部分も空いているので利用しやすいです。
レザーカバーで包んだMAG1は他にケースなど必要ないので、かさばらず、機動性が抜群!長年愛用しているPORTERのボディバッグにもすっぽり余裕で収まります。


そして、この革の盛り上がり部分!ちょうどいい高さに盛り上がってくれて、タイピング時のスタンド代わりになります。




革で盛り上がったスタンドの高さは、ヒンジの開閉具合で微妙な具合に調整できるのもいいですね。かなり使いやすくて出先で仕事が捗ります!
こんな感じの市販のノートPCスタンドがいらなくなります。
機動性UPしたMAG1でどこにでも行ける
タッチパッド(トラックパッド)が付いて実用的になったUMPCのMAG1。お気に入りのレザーカバーに包んでさらに使用頻度が上がりました。
こんな感じでね。








締切に追われるガッツリ仕事も、旅行中のちょい仕事も、温泉でまったりやる湯ワーキングも、最近のPC業務はほぼMAG1だけでこなしています。
カバーに使用したヌメ革は使えば使うほどエイジングで色味が変化していくので、もう世界中どこにでもMAG1を連れて行きますよ!
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