サムスンの格安スマートウォッチ「Galaxy Fit e」が意外と使えてびっくり!Apple Watch3からの乗り換えですが、コスパ・軽さ・バッテリーの持ちでGalaxy Fit eの勝ち!軽くて防水なのでお風呂もベッドでもずっと着けっぱなしで大丈夫。活動量計はシンプルで最低限の機能があれば良い!
目次
- 1 サムスンの格安活動量計「Galaxy Fit e」を4000円で購入
- 2 Galaxy Fit eを開封!充電器のPOGOがショボくて心配
- 3 初期設定はとても簡単でした
- 4 Galaxy Fit eの活動量計としての性能は?精度は?
- 5 サムスン公式ヘルスケアApp「S Health」が使いやすい!
- 6 Galaxy Fit eで出来る事は必要最低限
- 7 気になるGalaxy Fit eのバッテリーの持ち時間は?
- 8 Galaxy Fit eを2ヵ月毎日肌身離さず使った感想【良かった点】
- 9 Galaxy Fit eを2ヵ月毎日肌身離さず使った感想【残念だった点】
- 10 まとめ:活動量計はこれぐらいで良い!
サムスンの格安活動量計「Galaxy Fit e」を4000円で購入
昨年2019年末頃になりますが、サムスンの高コスパな活動量計「Galaxy Fit e」を購入しました。
今まではAppleWatch3を使っていたのですが、メインのスマホをiPhoneXからGalaxyNote10+に変えたので、時計もGalaxyで揃えたくなったのです。
買った場所はタイの街中にある家電スーパーの中にあるグローバルなサムスンショップ。


Galaxy Fit e(ブラック)の値段は当時のレートで約4000円でした。日本のAmazonで買っても大体同じ値段です。
サムスン製の活動量計には、今回購入したGalaxy Fit eよりも少し高い11000円ぐらいする「Galaxy Fit」があります。
値段が倍以上するGalaxy Fitの方が当然性能は上です。画面がカラーで、メールに定型文で返信できたり、計測可能な運動の種類が多かったり。
ただ、私はそこまで精密な機能を求めていなかったので、迷わず安い方のGalaxy Fit eを購入しました。ほとんど衝動買いに近い感じで。4000円なら失敗しても惜しくないですからね。
Galaxy Fit eを開封!充電器のPOGOがショボくて心配
さっそくGalaxy Fit eを開封してみます。


箱の中身は本体・充電器・マニュアル。シンプルでゴミが少なくて良いですね。


充電器は、よくあるmicro USBやUSB-Cではなくて、接触充電(POGO)という見慣れない物。

また新しい充電ケーブルを持ち歩かないといけないなあ。これは大きなマイナス点です。
しかも、このPOGO充電器はGalaxy Fit eと接続しにくい!

充電器の台に本体をはめないといけないのですが、突起している2つのピン部分にぴったり位置を合わせないと充電できないんです。
上手くカチッとはまるまで毎回数回やり直さないといけません。ノールックで置くだけで充電、なんて全然できないお粗末な物。
上位機種のGalaxy FitはNFCワイヤレス充電に対応しているので、充電のしやすさに関しては上位版の方が断然良かったかも。
初期設定はとても簡単でした
Galaxy Fit eの初期設定はいたって簡単。私の場合は本体のGalaxy Note10+に以下の2つのアプリをインストールして、あとはガイドに従って進めるだけ。
簡単に流れを追うと下記の通り。

サムスン公式の「S Health」と「Galaxy Wearable」というアプリをインストール。

Galaxy Fit eの画面に表示される番号をスマホ側で入力するとペアリング開始。



ほんの数分でセットアップ完了。これでもう使えます。

Amazonのレビューなどを見ると「アプリを2つ入れるのが面倒」とありますが、そんなことありませんでした。全てガイドに従ってやるだけなので簡単です!
Galaxy Fit eの活動量計としての性能は?精度は?
さて、セットアップが完了したので早速腕に着けて試してみます。
スペック上は、Galaxy Fit eの活動量計としての機能はかなりショボいです。
歩数計の精度はいまいち。たまに激しいデスクワークをしていると1歩、2歩とカウントが増えていたりします。まあでも許容範囲。
感知できるアクティビティはランニング、ウォーキング、ダイナミックトレーニングの3つだけ。自動で検知されるのは便利。でも精度はいまいちで、5kmぐらい続けてランニングをすると、2kmと3kmなど途切れ途切れに記録されたりします。が、カウントされない訳ではないので許容できます。
睡眠時間の記録もできますが、これはまずまず使えます。睡眠時間の他に浅い眠りと深い眠りも計測可能。たまにソファーに座ってジッと映画などを観ていると、短時間の睡眠としてカウントされていたりしますけど。

心拍数の精度は、あまり気にしていませんが、Apple Watchと大差ない数値が出ていました。
まとめます。Galaxy Fit eの活動量計としての機能は、全体的に精度は高くありませんが、割と使えるという結論です。おっちょこちょいでちょいちょい間違えるけど、致命的なミスは無い感じ。
あの高価なApple Watchだって誤差はあったので、4000円のGalaxy Fit eは大健闘していると思います。
サムスン公式ヘルスケアApp「S Health」が使いやすい!
Galaxy Fit eで計測した情報は、スマホのサムスン公式アプリ「S Health」に収集されます。AppleのヘルスケアAppみたいな物です。
このS Healthがなかなか高性能でびっくり。サムスン製アプリを舐めていました。

S Healthアプリを開くと、Galaxy Fit eのデータが同期され、各パラメーターに反映されます。

運動記録はこんな感じで一覧表示。

体重の増減も一目で把握できる。

カロリー記録はかなり機能豊富。


その日に食べた物を食品一覧から選ぶだけで、カロリーや栄養素が自動的に記録できます。食品一覧はコンビニ食やメジャーな外食店のメニューを網羅。オリジナルメニューも追記できるので本気でダイエットに取り組みたい人におすすめです。私も頑張らないと!


他にも、用途別の様々なトレーニングプログラム動画が無料で提供されていて、同じS Healthアプリ内でタスク管理できます。

また、1週間の活動量をまとめたレポートが届くのですが、これがよくまとまっていて便利。他のユーザーとの比較や、改善アドバイスなどが豊富で、まるでジムのパーソナルトレーナー並みに親切で丁寧。かなり使えます!
Galaxy Fit eで出来る事は必要最低限
Galaxy Fit eの活動量計以外の機能を紹介します。
Apple Watchなどのハイスペック機と比べると、Galaxy Fit eでできる事は必要最低限。専用のアプリストアがあるわけではないので、基本的には初期状態から機能を増やすことはできません。(今後アップデートで増える可能性はゼロではありませんが。)
■Galaxy Fit eの活動量計以外の6つの機能
- 時間・月日の表示
- スマホ本体からの通知表示
- 歩数計
- カロリー
- 睡眠時間(直前・昨晩の睡眠時間を表示)
- 天気予報
- カレンダー(次の予定を表示)
- 心拍数
これらのウィジェット機能は、スマホからレイアウトや表示順序を調整可能。


電話、メール、LINEなどスマホアプリからの通知も下記のようにアプリごとにON/OFF切替できます。

ただし、どれも通知があるだけで、Galaxy Fit eから内容詳細を見たり返信などはできません。
例として、LINEの通知画面はこんな感じで、誰からの通知かわかるだけ。メッセージ内容を見たり返信はスマホでしないといけません。本当に最低限の通知だけの機能です。

また、画面は全て白黒なので簡素で少し寂しい印象。良く言えばシンプルで見やすいかも。
気になるGalaxy Fit eのバッテリーの持ち時間は?
小型で軽量のGalaxy Fit eなら、お風呂も寝る時もずっと着けていられます。そこで気になるのがバッテリーの持ち時間。
公称ではGalaxy Fit eのバッテリー持続時間は1週間ですが、私が実際に使った感触では4日間ぐらいですね。
人によって受け取り方は様々だと思いますが、私にとっては4日間は必要十分です。短期間の出張や旅行なら、1回も充電しないで余裕で持ちますからね。
普段の充電するタイミングは、夜お風呂に入る時にたまに充電するぐらい。これでバッテリーが途切れることはありません。
Galaxy Fit eを2ヵ月毎日肌身離さず使った感想【良かった点】
さて、ここからはGalaxy Fit eを2ヵ月使った感想です。まずは良かった点をまとめました。
■Galaxy Fit eのここが良かった!
- とにかく軽くて小さいのがイイ!
- 寝ている時も着けっぱなしで違和感なし
- 海でもお風呂でも使える防水機能
- バッテリーの持ちは4日間程度で許容範囲
- 必要最低限の機能が逆に使いやすい
とにかく軽くて小さいのがイイ!
まず、軽くて小さいのがとにかくイイ!Galaxy Fit eの重さはわずか15gで以前のAppleWatch3の半分です。




AppleWatch3の30gは1日中着けるには微妙に重かったのです。Galaxy Fit eに乗り換えるとまるで何も着けていない感覚になります。

サイズに関しても、Galaxy Fit eの本体とバンドの細身スタイルは何をするにも邪魔になりません。特に運動をする時は軽快で良い!
寝ている時も着けっぱなしで違和感なし
これだけ軽くて小さいと、寝る時も全く邪魔になりません。

バンドが細いので着けているところだけ変に汗をかくこともありません。快眠を妨げずに一晩中着けていられます。
活動量計は軽くて小さいのが正義です!これがGalaxy Fit eの最大のメリット。
海でもお風呂でも使える防水機能
Galaxy Fit eの防水性能は5ATMなので、公称だと50mの浸水やちょっとした水仕事なら大丈夫なレベルですが。もっと無茶しても大丈夫そう。
ここからは私が実際に防水機能を色々な場所で試した様子です。※推奨される使い方ではないので真似される場合は自己責任で!



日常生活の手洗い、水仕事、シャワー、お風呂も問題なし!石鹸やシャンプーまみれになっても動作しています。


源泉をかけ流ししても壊れませんね。お風呂で使えると時間が見られてとても便利。

もちろん野外でも使えます。ランニングでびちゃびちゃに汗まみれになってもGalaxy Fit eは全然平気。

プールでもずっと着けっぱなし。


海水に浸しても問題なし。タフでどこでも使えるGalaxy Fit eです。
必要最低限の機能が逆に使いやすい
Galaxy Fit eの機能はとても少ないです。Apple Watchなどのハイスペック品と比べるとできる事は限られています。
しかし、しばらく使ってみると、それが逆に使いやすい。
思えば、Apple Watchを使っていた時、ウォッチ専用アプリを色々と使っていたのは初めの頃だけでした。高性能なアプリがあっても小さい画面で操作するのはしんどいので。結局、最低限の表示機能しか使わなくなった覚えがあります。
個人的には、機能が少ない方が活動量計としては優秀だと思うようになりました。
Galaxy Fit eを2ヵ月毎日肌身離さず使った感想【残念だった点】
Galaxy Fit eはしょせん4000円なので色々と不満はあります。残念でいまいちだった点をまとめました。
■Galaxy Fit eのここがいまいち残念!
- 画面の反応が良くない
- POGO充電しにくい問題
- バングルのパーツがしょぼくて締めにくい
- アクティビティの精度はいまいち
- ストップウォッチ機能だけ欲しいです
画面の反応が良くない
Galaxy Fit eは、Apple Watchなどと同様に、傾き検知で腕を上げる動作をすると画面が表示されます。この反応は悪くありません。
ただし、タップに対する反応は鈍いです。結構強く画面を叩かないと反応しなかったりします。これは感知方式が違うせいですが、Apple Watchなどに慣れていると反応が鈍く感じるでしょう。
この鈍さは、しばらく使っていくうちに慣れるのですが、画面を強く叩くのがどうもスマートじゃなくて嫌いです。
POGO充電しにくい問題
前にも述べましたが、POGO充電器が恐ろしく使い難い。カチッとハマるまで数回やり直さないといけないのは、数ヶ月使っても変わらず。他に使えそうなサードパーティー製の充電器もないので、どうにかして欲しいです。
バングルのパーツがしょぼくて締めにくい
バングル部分は改善が必要。留め具が使い難いので、腕にとめるのにいつも時間がかかります。

ただし、一度締めれば、運動の途中などに外れることはないので、その点は安心。ただ締め難いだけ。
Amazonで調べたら、もう少し使いやすそうなサードパーティー製のバングルが売っていました。
本革素材なんかもあるのでよそ行き用に欲しいです。
まとめ:活動量計はこれぐらいで良い!
さて、かなり長々とGalaxy Fit eのレビューをお伝えしましたが、結論は「買ってよかった」です!
たしかに精度や機能やパーツのしょぼさはありますが、そもそも活動量計が多機能である必要はありません。
私が活動量計に求める機能は多くありません。ずっと着けていられる軽量さ。それと睡眠時間やマラソンなど最低限の計測機能ぐらい。
あとは普通の時計が付いていれば十分。ごちゃごちゃしたウォッチ専用アプリとか必要ない。
どうせスマホをずっと持ち歩いているので、アプリは大画面で使えば良い。
4000円で高コスパで最低限の機能の活動量計「Galaxy Fit e」は、私的にはApple Watch3よりも使える奴です!乗り換えて大正解!
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